どうやら今年も残り10週間になったようですが、皆さんいかがツイッターお過ごしでしょうか。私といえば珍しくtwitterの傍ら仕事をしており、新規サイトの制作を進めております。
で、このブログでは前回まで、既にある程度完成したアフィリエイトサイトを公開してきましたが、今回から、これから作成していくサイトも公開していこうと思っています。ぶっちゃけまだ完成していないサイトを公開するのはかなり恥かしいのですが、その方がリアルタイムの苦悩や修正なども見られて有益なのではないかと思いまして。
今回作成しているのは、保険の総合情報サイトになります。
きっかけは某企業さんに、保険に関してわかりやすく解説する指南サイトを作成したいと前々から相談されていたことがきっかけで、今回、そのサイトの企画、コンテンツ制作支援、デザインなどをプロデュースさせてもらう形になりました。まずは、
「学資保険の教科書」
こちらは、現在奨学金の問題が大きな争点になっているので、優先して作成しました。まだ「学資保険の選び方」などのコンテンツは作成しておらず、
子供の教育資金はいくらかかる?
http://hokensc.jp/gakushi/kyouikuhi.html
東京23区の子育て支援制度比較
http://hokensc.jp/gakushi/23kukosodateshien.html
などの参照系コンテンツを中心に作っています。次に、
地震保険の教科書
こちらは、最近の台風被害や、東日本大震災などの影響で地震保険の需要が高まっているということで作成を開始しました。こちらも現在は、
地震で被害を受けたら申請しておきたい公的支援制度一覧
http://hokensc.jp/jishin/shienseido.html
自分でも覚えておくべき?地震の損害チェック項目
http://hokensc.jp/jishin/songai.html
のような形で、参照されるようなコンテンツを中心に作成しています。
2つのカテゴリとも、ちょうど昨日(10月27日)に公開しました。見ていただけたらわかるんですが、まだ2つあわせても、20ページありません。当然リンクもなしで、WEBマスターツールに登録して、Fetch as Google bot でクロールを促進させたのみです。
最終的には「医療保険」「がん保険」等も含めて300~500ページを1ドメイン内に全て集約させる比較的大型なサイトになる予定で、関連性のある自分の保有サイト以外からのリンクはなしでやろうと思っています。
追記:
医療保険のサイト公開しました。
入院費用の内訳と平均相場や医療保険ランキング2014 | 各社の人気医療保険を一括比較する方法など、入院に関する統計データ・公的な医療費助成制度、医療保険の選び方などを解説したコンテンツになります。
増え続ける自転車事故に備えるための自転車保険の仕組みと必要性に関するコンテンツになります。
生命保険選びで損をしないように加入前に知らなければならない5つのポイントについてまとめました。
サイト全体の構造設計や、コンテンツの制作意図などもおいおい解説させていただく予定です。
コンテンツSEOの費用対効果は?
さて、今回、どうしてブログ上でこういう試みをやろうかと思ったというと、「コンテンツSEO、コンテンツマーケティングというもののROI(投資利益率 )は一体どれくらいになるのだろうか」という疑問がずっと前からあったからです。
ブラックハットSEOを実践している人でも、良質なコンテンツを発信して自然なリンクをもらったり、ソーシャルで拡散して言及されることが検索上プラスになることは当然理解していると思います。けど、それがあらゆるジャンルでいけるのか?そして、どれくらいの期間とコストをかけたら達成できるのか?またその持続率は?再現性は?ということを考えるとやはり組織で行うには難しいのではないかという結論になってしまっている方も多いのではないかと推測しています。
私が常々疑問に思っていることがあって、それは「コンテンツが大事。ブラックハットSEOはだめ」と口を酸っぱくして言っている人に限って、その実績をサイト上で公開している人が驚くほど少ないということです。
私の観測範囲だとビジネスキーワードで上位表示させた実例が表に出ているのは、WEBライダー松尾さんの薬剤師求人プレミアが「薬剤師 求人」で1位という結果位かなーと思います。
これは皮肉でも何でもなく、本当に単純な疑問として何で出さないのだろう?と思っています。私がホワイトハットのSEOサービスをやっているなら、自分の発言の説得力が段違いに変わると思うので絶対に出すと思います。もちろん、NDA(秘密保持契約)とかあるのかもしれませんが、ホワイトハットで運営しているサイトを公開することに抵抗があるクライアントがそんなにいるとは思えません。また、もしそのような場合でも自分の実例を出せばいいですからね。そうなると
・ホワイトの施策と同時にブラックな施策もやっている
・ホワイトの施策をやっているけれど、成果はそんなに出ていない
という邪推をしてしまいます。
ただ、別に今回の記事はそんな批判をしたいのではなくて、もう少しネット上で、「コンテンツに対する投資でこのくらいのリターンがあったよー」的な数字で語る実例があっても良いと思っています。
ところであらかじめ断っておきますと、私は、ブラックもホワイトもグレーも、各々が、自分の特性、とれるリスク、組織体制などから適宜選択するものであって、何が良いなどという議論をするつもりは毛頭ないです。ただ、あまりにもコンテンツ投資に関する指標が足りなすぎる、ふわっふわっした中で「良いコンテンツを発信していたらいつか結果が出るよねー」という宗教的なものになっていることに違和感を感じています。
コンテンツマーケティングの効果測定は何で行うべきか?
コンテンツマーケティングの効果測定ですが、これは最終的には売り上げ(成約数)で行うべきだろうと考えています。もちろん中間指標として、PV、拡散数、リンク獲得数などを考慮しても良いかと思いますが、アクセスがいくら増えても売り上げに結びついていなかったら意味がないですし、またゴールがアクセスを増やすことになると、アクセスを増やすだけの施策をしてしまう可能性があります。
あとは、かかったコストの算出方法ですが、これは、サイト制作をするのにかかった費用を計上していくつもりです。具体的には、デザイン、ライティング、企画をした人の工数から算出した人件費、+外注費の合計でしょうか。家賃などは本当は含めた方が良いのでしょうが、コンテンツ制作だけやっているわけではないので、正確に求めようと思うと按分しなくていけないですし、これは含めなくていいかなと。
このようなコスト計算で測定した結果を、ブログ上(もしくは具体的な数値の公表が難しそうな場合無料セミナーかなんか)で公表していきたいと思います。
もちろん、それは単なるお前の例だろと言われればそこまでですし、コンテンツマーケティングのROI自体も、その人があらかじめ持っている資産(露出、拡散経路)などによっても大きく変わってくるだろうし、リンクなども絡んでくると正確な測定はほぼ不可能ということになってくるのは理解しています。
なので当然、参考数値として活用してもらえたらと思って頑張っていきます。結果が出なかったら、「私がコンテンツSEOで失敗した5つの理由」というエントリーを書くのでそれはそれでネタになるでしょうw
ではでは。