たかぽんアンテナ

日々考えていることや、SEO/アフィリエイト界隈の気になったネタなどのクリップ。

SEOの技術はあるけどアフィリ収益がいまいちの時、手っ取り早く結果を出す方法

 

どーも。たかぽんです。

SEO業界からアフィリエイト業界に来る人って結構いるのですが、最初なかなか苦戦する方が多いです。アフィリエイターからすると、特定のワードで上位表示できる技術があれば、

「まさに儲け放題...!!見えてくる..!ヒルズ!!!待ってる..!最上階で..!あの人が..!ビンタの構えをして」

という感じなのですが、やはりそこはアフィリエイト。なかなか奥が深いですね。さて、表題のとおり「SEOの技術はあるけどアフィリ収益がいまいちの時、手っ取り早く結果を出す方法」を書きたいと思います。

 

最初に断っておきますが小手先です。でも小手先から学ぶこともあるよね。という話も書いてます。 

 

 

Yahooのビッグワードの入力補助、関連検索ワードを狙う

twitterのタイムラインでは、商標ワード同様ディスられることが多い入力補助、虫眼鏡ワードですが、個人的には一番これが楽。僕なら絶対にこれからやります。

知らない人のために念のため説明しておくと、入力補助ワードとは、Yahoo検索で打ち込んだ時に候補として表示されるワードです。(以下サジェストワードと呼びます)

PC版だと下記のように出ます。

 

↓「キャッシング」のサジェストワード

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関連検索ワードは、検索結果でリスティング広告の上部に表示されるワードで、Yahoo!検索の利用者が入力したもので実際に多く検索されているものを表示しているらしい。(以下虫眼鏡ワードと呼びます)

http://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/595/a_id/42800

 虫眼鏡とサジェストで表示されるワードは同じの場合もありますが違う場合も結構あります。

 

↓キャッシングの虫眼鏡ワード(あら。。スパマーに侵食されてますね)

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やることは簡単で、ビッグワードのYahooサジェスト・虫眼鏡ワードを狙い、検索結果で3番以内、できれば1位になる。これだけです。googleのサジェストなどは無視して問題ないです。

 

ビッグワードというのは、検索のボリュームが多く、ふんわり検索が多い

ビッグワードというのは検索のボリュームが多く、そして検索の意図が定まっていないふんわり検索ユーザーが中心です。その分、サジェスト・虫眼鏡ワードにも多くのユーザーが流れてきます。

これに対して、検索意図が明確なユーザーというのは、当たり前ですけど、ピンポイントなワードで打ち込む人が多いです。例えば、

 

「クレジットカード」ではなくて「クレジットカード 高還元率」 、「キャッシング」ではなく「キャッシング 金利低い」とか。

こういうピンポイントのワードを打ち込むユーザーは、少ないアクセスで成約する傾向が高い反面、アフィリエイトプログラムまでの誘導方法に不自然さがあると一気にCVRが落ちる可能性があります。

 

ビッグワードのユーザーは、明確な検索意図を持っていない、もしくは複合ワードで検索するという習慣がないあまりネットに慣れていない属性が多いと予測でき、こういう人はざっくりとした「クレジットカードを作りたい人におすすめのランキング」のようなLPでも十分成約します。

 

また、上記の理由から、ビッグワードのサジェストに、「キャッシングとは」などのワードが表示されていれば、ユーザーが流れて「キャッシングとは」などの情報検索ワードでも成約する可能性があります。

まあ、まとめると、キーワード選定で多少間違っていても大丈夫ということです。

 

多分アフィリエイト初心者の人が、成約を勝ち取るまでの主な壁って、

キーワード(そもそも儲からないキーワードで上げちゃう)

プログラム(誘導もキーワードも良いけど広告にあかんやつ採用してる)

ストーリー(キーワードもプログラムも良いけど広告への誘導があかん)

だと思うのですが、ビッグワードのサジェストならば、キーワードのミスマッチはなかなか起こらないし、ストーリーのミスマッチもよほどひどいレベルでなければ大丈夫だと思います。

 

いくつかの注意点

 サジェストと虫眼鏡どちらを狙う?

理想的には、サジェストワードと、虫眼鏡両方で表示されているワードを狙った方が良いですが、どちらか一方ならサジェストかな。

理由は、下記の画面どおり、スマホで検索した時にサジェストが及ぼす影響力は絶大で、クリック率が鬼高いからです。ちなみに下記の画面は僕のAQUOS PHONE ZETA SH-06Eです。(機種によって多少異なるかもしれません)

 

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 サジェストも虫眼鏡もワードがころころ変わる

 サジェストも虫眼鏡も表示されるワードが結構ころころ変わります。

 

僕の記憶では、上記の「クレジットカード」のサジェストは多分もう3ヶ月以上は「クレジットカード おすすめ」が最初の候補で変わっていないですが、それでもいつか他のワードに変わってしまう可能性は高いですし、「○○ランキング2013」などの虫眼鏡はまず間違いなく2014年になったら変わるでしょう。また、虫眼鏡スパムをされると、一時的に侵食されます。

つまり、自分がコントロールできない部分での外部要因によって収益の増減がある可能性が高いということで、これはアフィリエイターにとっては大きなリスクなんですが、同時に本腰を入れてくるやつがあまりいないチャンスと見ることもできます。

コンサルティングで「サジェストワードを狙おう(キリッ)」なんてどや顔で言ったら怒られますから言いませんけど、まだアフィリエイトに参入してきたばかりの人でとりあえずって人だったらメリットとデメリットを天秤にかけて普通に推奨できますし、僕だったらやります。

 サジェストでも絶対に決まらないワードがある

例えば2013年11月27日現在「看護師」というワードの虫眼鏡に「看護師になるには」というワードが表示されているのですが、このワードは、看護師求人の登録に多分流せません。だって、このワードを検索する人は、まだ看護師になっていない人ですもん。看護師の求人サイトに行って仕事を探す理由がありません。

 こういうワードは避ける。これは常識的に考えるか、twitterで適当に投げてくれたら誰か拾って答えてくれるでしょう。

 

そこからの展開

サジェスト・虫眼鏡ワードは、ころころ変わるのでおそらくアフィリエイトにおいて必要な「サイト資産の地道な積み上げ」というものができません。

が、アフィリエイトを長年やっている人は、アフィリエイトで詰みあがっていくものは収益だけではないことを知っているはずです。

 

「成約ワード」「承認率データ」「ASP担当者との関係」「どの案件が取りやすいか?」など、経験によって詰みあがる知識、知恵も、収益を積み上げていくことと同じくらい大切で、こういうものも詰みあがっていくので、必ずしも短期的な収益=悪とは言い切れないと思います。

ですから、サジェストワード狙いで、複数のジャンル展開をして、一番記事が書きやすくて決まりやすかったテーマをさらに掘り下げていき、その後は、1ジャンル特化して、コンテンツの作りこみや、特別単価交渉などを積極的にやっていけば、サジェスト狙いでもさらに報酬を厚くすることができるかもしれません。

サイトには、成約ワードを測定できるツールを設置してサジェストを狙いながら、さらなるワードの収集もしておきたいですね。

 

また、「クレジットカードおすすめ」等のワードを狙っていて「クレジットカードおすすめ」というワードがサジェストから消えても、「クレジットカード」ではまだ上位表示を狙えますし、元のタイトルを「クレジットカードおすすめランキング」というような感じにしておけば、「クレジットカードランキング」も狙えます。この辺でもリスクヘッジが可能。

※これは1つの例です

 

まとめ

ということで昨日のtwitterのTLを眺めながらさっと書きましたが、あくまで僕がそういう立場だったらこれをやるなぁという感じです。

あと、商標ワードとかもやるでしょうね、かっこよくないけど。でも、最初は、それくらいの泥臭さがあってもいいんじゃないでしょうか。

 

ネオヒルズ・ジャパン 与沢翼責任編集長 (双葉社スーパームック)